諸子百家

思想系は正直あんまり得意にはなれそうもないのだけれど、後漢以降の世に儒教が大きく関係していたことは確かで、こと儒教が政治的にも大きな影響力をもっていて、さらに荀紣曹操の対立にそれが関係しているとなれば(って結局そこなんだけど)とりあえず、見てみるしかないでしょ…orzというわけで、ざっと見ていくよ!でも、思想って規範となる学閥だったり師匠は一人でも、結局は一人一人の中に根付くものだから、解釈が枝分かれしてたりして難しいよね…。まぁいいや、いってみよう。
諸子百家」とは、無数の諸侯が好き勝手し放題で無法地帯だった中国・春秋戦国時代に現れた学術や派閥をまとめていったもの。この時代、中国史上もっともいろいろな思想が生まれたといわれてます。ちなみに、下記は主な11家をスーパーひらたく解説してみる(笑)

  1. 陰陽家…万物は陰と陽にわかれるのだよ。それらが互いに影響しあってるのだね。ちなみに木/火/土/金/水の五行と融合して陰陽五行思想となりました。
  2. 儒家…天下を治めるのは徳なんだよ。覇道とかありえない。創始者孔子先生なんすけど、弟子の数多すぎて、その派閥は別れに別れ…。
  3. 墨家…戦争なんて意味わかんない。隠居&自給自足生活バンザーイ。
  4. 法家…国を治めるのは法律だ!博愛とか仁義とかなにそれ、おいしいの?
  5. 名家…詭弁大好き、とりあえずトリッキーにいってみる?
  6. 道家…道(タオ)こそが全ての根源。そこには形も名もない。
  7. 縦横家…外交ならおまかせ!舌先三寸で高官を勝ち取って見せるよ!
  8. 雑家…雑食系です。儒家道家、法家、墨家なんでもいいとこ取りするよ!
  9. 農家…農業最高!てか偉い人も農業すべきでしょ?仕事において天下平等にするよ!
  10. 小説家…故事のことなら何でもお任せ!記録して、後世に残すよ。
  11. 兵家…戦術なら任せて!でも戦争は無意味にするもんじゃないよ?富国強兵バンザーイ。

  
さすが、ご時世が無法地帯なだけあって、思想も無法地帯(笑)まぁみんな好き勝手いってたわけです。ともかく時代は夏・殷・周という伝説時代が明けて、世の中にいろんな勢力が乱立していたので、みんな生きていくのに必死だったわけです。そんな中、豪族や君主たちがどうしたら勝ち残れるか、領土を守れるかなどを思想を展開する先生たちに聞いてたわけです。そのうち、学問として保護する君主が出てきたりして、諸子百家のみなさんはより一層思想学問に没頭したわけですね。
縦横家以下が、わりと実践的で技術的要素を含んでいると思われるのに対して、それ以上のものは前漢司馬談によって六家に分類され、人がどうあるべきか、どのように考えるべきか、などの日常行動や政治の規範となるような考え方が多く含まれるように思われます。と、まぁ、政治的・個人的にこれらの思想が後漢三国時代の人々の中に根付いて、これらの考え方を規範としてそれぞれが意気投合したり、相反したりしていたようです。
その中でも儒教前漢末期から後漢にかけて国学となっていて、特に政治の場においての影響は大きく、法治国家秦王朝に対して、漢王朝は徳知国家といえるでしょう。
でもねー、法でがっちがちっていうのも、反乱がおきたりするんだけど、広く徳をほどこせば…的な思想も、一歩間違えば腐敗の温床なんだよね。実際後漢の制度って、豪族が苦しい民に代わって納税して、そいつらが郷挙里選で官僚になっていったりするんだけど、その根底にあるのが、清廉仁とかの儒教科目なんだよね。そりゃちょっと悪い気持を起せば悪いことできちゃうわけですよwんなわけでそんな儒教って何っていうのをざっと読もうと思うのよねー…。
しかし、孔子先生から分岐しすぎ…みんな勝手に解釈しすぎ…w