三国志

アンディ・ラウ主演の趙雲三国志見てきました。図書室にはいってるダビンチ見てたら2月14日〜ロードショーになってたので(笑)趙雲が主役っていうので、どうしようかなぁって思ったんだけど、話の種&ネタになればと思って(酷い)行ってきました。んで、もう、ツッコミをいれないと、いてもたってもいられないので、ダイアリーに書くよ…。
いろんな意味で新しかったよ…。まず、趙雲像が暗い!(笑)さすが「戦争と人殺しのむなしさ」をうたっただけあって、一瞬最後は滅びの美学で感動しどころか?と錯覚するのですが、つまりは救いようがないかんじなんだよなぁ、よく考えると。だって、他の有名武将との絡みはほとんどなくて、ただひとりずっと一緒にいた人物(架空)には実はずっと裏切られてて、最後の戦では孔明捨て駒に使われて戦死…って!!!ちょいとー!!って言いたくなりますよね(笑)
で、話は例の劉禅を救うところからなんですが、あれが207年くらいのことで、最後が228年っていう設定。趙雲劉備軍に士官して、語り役(架空の人物)で「兄」と慕った人の失態を救う形で劉禅を救うことに。途中曹操に出くわして、曹操の剣をぶんどって闘争。その時曹操はなぜか「孫娘の曹嬰」とかいう幼女を戦場に連れてきてる…なんじゃそりゃ。まぁ、それはそうと。で、そこからがすごい。一度常山に凱旋したと思ったら、ほとんど何もかもをすっ飛ばして、劉備が皇帝になり、五虎将任命場面に。。。いくらなんでもすっ飛ばしすぎ(笑)で、しかもそこからもっとすっとばして、関羽張飛劉備とか全員死んで、関興張苞が北伐に行くことを孔明が任命してるシーンに。趙雲は最後の戦として出兵に加えてもらうことを頼み、3人で北伐に。で、途中2人とは別れて、はからずも魏軍の囮に(っていうかこれは孔明が囮として趙雲捨て駒にするという戦略を描いたもの)なってる。で、魏軍の都督っていうのが、例の曹操の孫娘の曹嬰…。
え?女都督?ありえねぇ…。
趙雲と一騎打ちとかしちゃうんだぜ?
っていうのがあらすじなんだけど、最後の北伐シーンが約50分…この映画全体103分だよねぇ…。

監督…時間配分おかしくありませんか???(笑)
架空の人物との最後の戦に半分って…wちなみにこの映画、趙雲以外の英雄、ほとんど超端役ですから(笑)しかたないんだけど…。曹操なんてその1シーンだけで、「我が人に背こうとも、人が我に背くことなかれ」って言って去って行った…(笑)もちろん呉軍は影も形もなく、蜀ですら…。あと、印象的だったのが、趙雲、ずっとなんか食ってる(笑)なんか食事してるシーンがやたら多かった…。若いころの趙雲は結構可愛いキャラで、最後に行くにつれて悲壮で悲しいかんじに追い込まれてましたね…。
まぁとどのつまりは、大河でいうところの「利家とまつ」、ガンダムで言うところの「F91」「0083」ということなのでしょうか…つまりは脇役を主役にもってくることの宿命と難しさっていうのを感じましたね。なんでもいいけど、レッドクリフのB倍ポスター欲しい…(映画館に貼ってあった・笑)