ものすごく懐かしいものを読んでみた。

こないだ書架の整理をしていたら、ふと目にとまったとある懐かしいタイトル。正直どんなお話で、登場人物とかまったく覚えてなかったんだけど、なんとなぁく住んでる土地柄なのか気になって読み直してみました。

白鳥異伝 上 (トクマ・ノベルズ Edge)

白鳥異伝 上 (トクマ・ノベルズ Edge)

正直書き出し読んでもまったくと言っていいほど覚えてなかったwただなんとなく漠然と「古代日本(古事記あたり)のファンタジー」としか記憶がありませんでしたw
読んでいくうちに「あー遠子ねー…小具那ねー…おろちの剣ねー…勾玉ねー…」って思い出したけどwこんなお話だったっけか?w
これを読んだのってたぶん中学生の時で、友達に借りて読んだんだけど、今から思えば確かに年相応な読みものだったのねwと思う。大人になった今読み返してみると、いろいろ、まぁ好みの問題もあるんだろうけど、いまいち腑に落ちない感じのところがあったり…wただ、ひとついいなぁっておもったのは、日本人と神様の存在の関係というか、神様っていうものに対する考え方?みたいなものかな。神って自然であり、隣人愛とか博愛とかそういう思想じゃなくて、ただそこにあって、恐れられ敬われるべきもの、みたいな。んで聖人とかじゃなくて、意外と世俗的でわがままだったり。
私はもともと宗教が好きじゃない。「隣人を愛せよ」にしても「目には目を」にしても、所詮それは神様じゃなくて一人の人の考えでしかないと思っている。「神様たすけて!」なんてそんなことを心で叫んでた日々もあったけど、結局助けてくれたのは神様ではなく、友達か自分かまわりか、先人たちの教えか、その時読んでた小説か…ともかく神じゃなかった。
祈ればなんとかしてくれるなんていう虫のいい「神様」を思うくらいなら儒教で人間はもともと悪いものなのかいいものなのか、だからこうすべきだという先人の教えを紐解いた方が何十倍も理にかなっている。まぁ信じたものが神様ってね。
そんなことはどうでもいいんだけど、ついでに空色勾玉とか王国のかぎとか読もうと思ったけど、文庫版はいってないやwかばんに入らないので…次は何を読もうか。本屋大賞作品片っ端から読んでもいいんだけど、全部ハードカバーなんだよね…w