本屋大賞あれこれ

今年も本屋大賞の時期ですねぇ…ってちょっと前ですけどwそんなわけで、いくつか気になったものを読んでみました。今年は本屋大賞+中2大賞でしたねー。自分に速読能力があったら10タイトル全部読みたいところなんだけど、生憎活字は苦手で…(いいのか?w そんなわけでとりあえず4タイトル程読んでみました。

謎解きはディナーのあとで

謎解きはディナーのあとで

新米刑事の宝生麗子はじつは大財閥のお嬢様。上司である風祭警部は大企業のボンボン。そんな二人が謎だらけの殺人現場で大活躍…っていうお話ではなく、宝生の執事・影山がその毒舌とともに難事件を解決していくというお話。影山は殺人トリックなどがちんぷんかんぷんのお嬢様に謎解き報告をするときに必ず毒をはく謎の執事。まぁ…謎解きを楽しむっていうより、執事の毒舌を楽しむ本かなぁと思ってみたり…wちなみに内容はオムニで5編ほどあったかな?本屋大賞になると映像化されやすいといわれてますが、まぁドラマとしてビジュアル化するのはすごく簡単そうw2時間ドラマ特別企画的なものでもいいかなwまぁその場合よっぽどイケメンのかっこいい執事役をもってこないとだめなんだろうけど…ある意味それを見る映像化作品ってかんじかもしれないw

神様のカルテ (2)

神様のカルテ (2)

この夏1が映画になりますねぇ…。うん…翔くん主演だよね…医者役www正直医療関係ってすっごい苦手で、なんての、読んだ後にいたたまれない理不尽さで悶々としたり、リアルすぎて怖くなったり、なんかいがいがしたかんじのものが心に残ったりする感じがすごく苦手で…。悲しむのも苦手だし。。。感動っていうより悲しすぎたりするのがどうも苦手wそんなわけで、ドラマとかでも極力避けてきた医療物、でも翔くん主演やるしなぁ(←そこ?w)っていう不純な動機から気になってました。
読んでみて、なにげに泣けるし悲しい場面とかいっぱいあるんだけど、なんでか心があったかくなるお話でした。主人公の気持ちの中に「悲しむのは苦手だ…」っていうのがあって、なんかすごい共感。それとこの話って医療現場を通して人と人の物語に終始してるし、どうしたら一番いいのかっていうことに対して答えがない中で、いろんな葛藤があるんだけど、「良心に恥じないことだけが、報酬だ」っていう、答えがないなりに自分自身でたどり着いたある種の結論みたいなものがあるので筋がとおっててすごいとおもいました。1巻はがん末期患者の一人身のおばあさんとの触れ合いを通じて、2巻はずっと一緒に働いてきた、面倒をみてもらってきた先輩先生の死を通じて、最新治療をただ無機質に施すだけが医療ではないという作者の主張がよく出てたと思います。人は生まれたら必ず死ぬ。助からないとわかった人には医療はいらないのか?どんなふうに送ることが正しいのか。答えはないでしょうが、ただ、もしあんなに一生懸命に考えてくれる人がそばにいれば、送られる人は幸せなんだろうなぁって思いました。映画は…みにいけるかな…どうだろう…w…とりま映画館で号泣してこようと思います!

ストーリー・セラー

ストーリー・セラー

複数著者で出版されたストーリーセラーの文庫本にのせられていたAサイドに、書き下ろしのBサイドをのせた、完全版。奥さんが死ぬか、旦那が死ぬか、両サイドからの物語。うーん…これも人が死んじゃう話か(苦笑)
すごいテンポでトントン話が進んで行きました。なんか切ない…。やっぱり人が死ぬ話は苦手です(;;)

非属の才能 (光文社新書)

非属の才能 (光文社新書)

これは中2大賞に選ばれたうちの1冊。なんとなく気になったから読んでみました。てか、これ学校図書室とかにおいてていいのかな?w学校の勉強とか教育とかクソくらえ的内容なんだけど…wま、いっかwうちには関係ないし!でも言いたいことは結構納得できるものがあったかな。この年になって人生の迷路にはいってしまったうちにとっては耳の痛いことばかりだったけどw中2大賞としてはいいのかもしれない。

まぁそんなわけで、ちまちま読んでみたりしてるわけですが、このほかに気になってるのは「キケン」と「悪の教典」くらいかしらんw「錨をあげよ」はちょっと重そうだし、長そうだし…「ふがいない僕は…」は最初5ページで「これって何?エロ本?」的かんじで読むのなえました…orzでもこれ2位なんだよねぇ…最後に大どんでん返し的に心を打つなにかがまっているのだろうか…謎だw「ペンギン・ハイウェイ」はのほほんとしたイメージだから機会があったらよんでみてもいいかもだ。過去作は「告白」くらいしか読んでないけど…w
なんて読んでる間に待ちに待った僕僕先生の最新刊でたーwとりあえずそれからで…w