神様のカルテ見てきました…

久々に映画いってきました。まぁ…主演が…だから見に行く気になったんじゃないっていったらうそになりますが…w

えぇ。医療系は苦手なんですよ。泣いちゃうし切ないし怖いから。でも原作がすごいよかったのと、主演が翔くんだってのでなんていうか…「行かねばならない」的な…(ぇ?w
総括(以下ネタばれあり)!
脚本的には全体的に、エピソードとか人物とか過不足なくかいつまんであってうまくまとまっていたのではないかと思います。狐先生がいなかったり砂山先生が長身・色白のイケメンだったりってのはあったけど(笑)、3本柱である「医療現場の問題点」「一人の患者を通して医師としての葛藤」「細君と御嶽荘の仲間たちとの一人の人間として」っていう部分の配分みたいなものは上手だったと思います。
配役的には、周りの俳優陣もわるくなかったし、大狸先生や看護婦(特に東西)、患者さんのキャラはホント思った通りでよかったw主演の一止がちょっと暗すぎやしないかぁ?とも思ったけど、まぁ難しい役だもんね…(^^;Aただもうちょっとオンとオフで表情をだしてもよかったかなぁとw
原作からみると…。まぁ往々にして原作がいいから映画になるのであって…と考えるとしかたないかなぁって思いますwただ、映像ってすごくて、御嶽荘の風景とかはよかった!信濃の風景とか!やっぱり百聞は一見に如かずなところはあるからね。特に学士殿の追い出し会の御嶽荘一面の桜のシーンは映像ならでわ!とてもきれいだったし感動的だったと思います。
ただ、ストーリーの中で2点私が好きな場面が書き換えられていたのがちょっと違和感ありでした。
1個目は患者さんである安曇さんとカステラのエピソード。
映画では安曇さんがうわごとでカステラの話をして一止がそれを聞いてハルに頼んでカステラを買って持ってきてもらう、んでそれをナースステーション総出で食べるってシーンになってました。
原作はというと、好きなものを食べるっていうのも元気の源と考えた一止が安曇さんに食べたいものを聞き旦那さんとの思い出のカステラのことを聞き出す。それを安曇さんの誕生日の日に屋上から思い出の山を見ているところで渡すってことになってました。そして安曇さんの死後サイドテーブルに食べ残しのカステラを見つけるというシーンンにつながります。
確かに「もう助からない患者さんを孤独から救う」っていう結論に対してのエピなので、みんなでたのしく思い出のものを…っていうほうがより誇張できるのかもなんだけど、なんていうのかな、それはカステラを探してプレゼントとしてあげるってところで完結していて、思い出は思い出としてあっていいんじゃないかなぁって。思い出の品を人生最後の誕生日にもらって、食べ残しのカステラになるまでの空白の時間の安曇さんの心境を語らないっていうのがいわゆる「行間」なんじゃないかと。「食べ残しのカステラ」にはせる一止の思いみたいなものが原作ではあったような気がするから、このエピは原作通りにやってほしかったなぁw
もうひとつがエンディング。
これは…なんつーかべたすぎてひどかったwww最後御嶽荘に戻ってくる一止を迎えたハルが妊娠したっていう報告を一止にしておわるとか…えと、あれですね、死にゆく命あれば生まれる命あるっていう…べたなしめくくり…。これはないわwwwせっかくの感動秘話が台無しだとおもったw安直過ぎw
原作だとクリスマスイブの設定で、いろいろ悩んで疲れて帰ってくる一止をハルが行きつけの居酒屋につれていくというもの。大学病院にいかず残ることを決め、それでもなお不安な一止だったがその時のハルとのやり取りで、とりあえず自分はこれでいいんだ!と思えた、っていうのがしめくくりwなんつーのかな、その時の一止にさらに子供がどうこうとか、ちょっと重すぎるんだよね…wっておもった。シンプルに一番身近にいる人が、自分を理解して寄り添ってくれる温かさみたいなもの…それでいいぢゃん…みたいなw
  
とまぁそんなかんじでした。
うん、泣いたよ?w映画館でw…だからいやだっつーの(>_<。)
  
予告編はいろいろおもしろそうで、みたいなぁっておもったwはやぶさとか三谷幸喜の最新作とか怪物くん(笑)とかアンフェアもカイジもおもしろそうだったww
昨今いろいろ落ち込んでいるうちには「笑える映画」がオヌヌメなのやもしれませぬ。