プチ・ラマダーン

に挑戦！ということで、お肌すべすべ、頭しゃっきり、ダイエット効果抜群！体質改善で健康的に！といううたい文句につられプチ断食にチャレンジしてみました（笑）

断食とかって宗教上？みたいなイメージしかなかったんだけど、何気にポピュラーなんすねｗネットをちらっと見ただけで断食についてのサイトや断食道場でてくるでてくる…。今回はおうちでできるぎりぎりの3日間断食にチャレンジ。母の「断食っていいことずくめらしいよ〜やってみる〜？」「へーそーなんだ〜んじゃやってみっか」ってなかんじで何も考えず、そしてかなりイージーに始まった今回の断食。「とりま3日間たべなきゃいんでそ？ｗｗｗ」っていう甘い考えは始まる直前に早くも粉砕させられました…ｗ
まず一言に断食っていっても準備期間・断食・回復期間っていうのがちゃんとあるんですね。食べない3日間の前後は内臓に負担のかからないおかゆとか重湯とか豆腐とかで、だんだん量を減らして、戻す時はその逆でだんだん量をもどす。何気にこの回復期間が一番重要なようです。
断食スタート宣言の前日、仕事でぐったり帰ってきたうちの目の前に出されたのはお粥とキノコ・青菜の和え物。明日からなんも食わないってのにこれ？ｗｗｗって当たり前なんだけどなにか切ない…^^;というわけで最後の（？）晩餐を取り終え就寝。うーん満たされない…あたりまえだけど…ｗそんなこんなで空腹を抱えつつお布団にくるまる私。…すでにこんな空腹で明日から乗り切れるんだろうか…ｗミステリー小説ならここで必ず「あんなことが待っているとはこの時の私には知る由もなかったのです」的な一文が入る瞬間でした。
翌朝、断食1日目。本当の試練はここからだった。
まず、今回チャレンジした断食は家で普通の生活をしつつのプチ断食なので、いくら何も食べないといってもホントになにもなしは不可能。プログラム内に指定されたサプリとプロテインのジュースと不足する繊維を補うファイバーのジュースなるものをとらなくてはなりませんでした。サプリは錠剤がいくつかあってめんどくさいので1回分を袋に小分けにしてサクッととれるようにしてたので大きくて飲みづらいのを我慢すればまぁ特に問題はなし。問題はプロテイン。。。粉末を水で溶かして飲むんだけど…それが恐ろしくまずい…ｗ
まずいだけなら鼻つまんで流し込めばいいんだけど、なんていったらいいのか…吐き気を催すかんじの粉末のにおい？でどーにも受け付けないｗ
でも飲まなきゃ倒れる…という強迫観念から必死に飲み下すも規定量の半分で断念…ｗその日は1日オフだったのもありあきらめて、ホントにやばくなったら飲むだろうくらいに考えることに。おなかすいたしな〜なんだか眠いしなぁ〜ということで、とりあえずごろごろしてみる（←やる気なし・死）
頭すっきりするっていうので期待してたんだけど、現実は正反対でともかく眠いｗｗｗそれいつもじゃん！？ってのはおいといて、座ったら寝てる感じ。そうこうするうちに昼が過ぎ…夕方になり…。やべ！今日なんもしてないじゃん！っていう焦りとは裏腹に急激にエネルギー不足にみまわれる私。空腹に加えてまずあらわれたのが頭痛。多分血糖値がさがって「めーし！めーし！」と脳みその労働組合がストライキを始めたんでしょうね…。ともかくずきずき頭の芯がいたい。続いてあらわれたのが寒気と手足のしびれ。外の気温がだいぶさがったのもあって涼しいのは涼しいけど多分これは内側からエネルギーを放出できないせいかなと思ってみたり。内臓の炭鉱夫達が「炭たんねー！炭でねー！」と叫んでいるかんじでした。
とにもかくにも食べること以外をしようにも考えられない動けない状態だったので、この日はさっさと寝ることに…ってどんだけ寝てるんだ、うち！ｗ
2日目の朝。起きたらそこにはトーストにハムエッグ、紅茶にはミルクを入れて…なんていう食事がならんでるはずもなく…。
どうにもこうにも体が寒くて起き上がれない。あまりの寒さに耐えかねてしょうが湯を少し飲む。普段だったら絶対飲まないけど、あったかくって少しあまくておいちい…（T_T)
前日同様サプリを飲みいざプロテイン…。必死に食らいつくもやっぱり半分で断念＞＜この日は仕事があったので、飲み残した分は繰越で仕事行く前に飲もう…ということにして、仕事行くまでの間やりだめたことを処理しようと机にむかう。本を開いて文章を読もうとするが、なんとなく頭に入らないｗいあ、完全スルー。空腹恐るべし。出勤は特にいつもの変わりなくトータルで片道40分以上の道のりを歩く。電車に乗るとご多分にもれず睡魔が…ｗ
殺気を覚えたのが町にあふれる粉物のにおい！
そう、ここは魔物の住む町・関西。
たこ○きとかおこの○焼きとか…豚バラ肉を油でじゅーじゅー焼き、粉や卵そしてソースの香ばしく焼けるにおいが…すごい…あれは犯罪級。そしてよりにも寄ってこの私の乗った電車にマクドナルドを持ち込んだ不届き物が！！！まじしばいたろうか…と心の中でつぶやきつつ…逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…とイミフに唱えながら目を閉じる。って目を閉じると嗅覚がさえるんですねえええええ！ｗ…あれは強敵だ…そして、そして、なんと！うちの隣に座ってる女性がパンをかじりだしたではないか…orzここまでくるとちょっと笑えてきた。いぁ〜人間おなかすいてると物騒になっていけないﾈ☆
仕事は無難にこなして帰ってくるも、やっぱりどーしてもおなかがすく。それにしても仕事あがってご飯がないってすごい切ないｗ一日の区切りがないよねorz
この日もさっさと風呂にはいって寝ました。空腹感は不思議と前日よりはましだったけど、なんとなく体からほや〜っと魂…力が抜ける感じでした。
そしてなんとか3日目朝。
ほかほかご飯にTKG！お茶はやっぱ緑茶だよね！お味噌汁と干物は和食の定番だよね！…っていう妄想はおいといて。もう半分ヤケでサプリを飲む。そして一瞬のどつめるｗｗｗいかんいかん。生きることは食べること。食べることは命がけなんだ！そうだ！しっかりするんだ自分！と鼓舞しつつプロテインに。。。しっかしここまでふらふらなのに相変わらず受け付けない^_^;さすがに3日間普通に生活しながらなにも栄養なしだとちょっと朦朧としてきますねｗまぁ調べによると人間って平均体重の人で塩と水をとり続けた場合1カ月しなないんだって！餓死するまで1カ月もあるらしい！これはすごい！人間なめちゃいけない…ｗ
だから大丈夫☆と無理やり思い込んで出勤するも、この日は最悪。仕事しようとするんだけど、まったく手に付かず。おまけに頭で考えてることと手でやってることがばらばらという惨事に遅々として作業進まず…^^;お箸を右手で持たなきゃってわかってるのになぜか左手に持っててうまく使えない…的なこと連発でイライラもマックスｗｗｗ空腹というか糖分というかあまりにどうしようもないので飴を一個なめたのは内緒…。でもこれがすごい効果！昔いた職場には飴缶が常備されていて、なぜか私が管理してたんだけど、自分自身はそこまで食べなかったんだよね。今なら分かる！疲れた時の飴1個のパワー恐るべし！
帰り道お好み焼屋のジューシーなソースの香ばしいにおいにまたもやノックアウト寸前。
悪魔的私「そこにコンビニあるYO★おでんとか〜おにぎりとか〜おいちそうだね＾-＾★」
天使的私「ここで食べてしまうくらいなら最初からこんなことやるんじゃない！こんな中途半端で諦めたらやらない方がましなんだ！！よく考えろ！！！」
頭の中で両者が攻防を繰り広げる中電車まで時間がなかった私は両者を無視して電車に飛び乗ったとさ。めでたしめでたし。ここまでくると1日目のような絶望的な空腹感にも慣れ、そこまできつくなかったのに、においって犯罪だよね…あの匂いを嗅いだ瞬間胃がきゅるきゅるきゅると…ｗおなかは正直だったｗ
ふらふらになりながらも無事自宅に帰還。家の中も安全地帯とはいえない。父親の夕飯の煮物のなんともかぐわしい匂い…みりんの甘い香りに醤油の香ばしい香り…やどこぞの家からただよう晩御飯の香り…。ちょっと手を伸ばせば手が届いてしまう柿の種とかお釜の中の白米…。みんながいぢめるよ…うわあああああああん。助けて！エライ人！！！という私に100％の果物ジュースを恵んでくれた母に感謝。果肉はだめだけど無添加の100％ジュースならいいらしい。ともかく固形物や添加物は分解するのに内臓を酷使するからだめってことみたいだね。
そうだ！ともかく！ねよう！（笑）
明日になれば…そう、明日になれば何か食べられるはず…はず…（ｴｺｰ
というわけでさっさと寝る。教訓：腹が減ったら寝ろ。これ唯一の対抗手段かも…ｗと悟りをひらいたところでとにかく3日間終了。わははーい、明日はめーし！と喜び勇みつつ夢の中に沈んでいったわけなんですが…。
翌朝。
白飯さまおっはよおおおおおお！と飛び起きるも目の前に用意されたものは1杯の白粥。しかも塩なし、漬物なし、付け合わせもおかずもなーんもなし！そ、そうだ…忘れてた…「回復期」ですよねorzでもそれでもなんでもあの粉末よりは輝いて見えるわけで…。1杯の白粥をゆっくりゆっくりかみしめて食べる。うん、今までで一番おいしい白粥かもしれない…味は水臭いけど…。
お昼は白粥に湯豆腐に里芋の煮物。でも今度の白粥には塩がはいっている！うん！美味！ｗそして何より驚いたのが、物を食べた前と後で温度の感じ方が全然違うこと！前日に比べて気温が4℃も低かったにもかかわらず、「暑い」と感じるほどに体が温かい。前日寒くて凍えてたのはやっぱり私だけだったんだろうなぁ…ｗ食べるってすごい。夕飯は動物性のタンパク質を排除した豆類とか野菜、わかめの類のメニューだったんだけど、普段じゃありえないほどの満足感。量的に多分普段なら、え？メインは？なんでサイドばっかなん？ｗｗって思うような内容だったけど3日間空になった胃には十分だったみたい。
とまぁ、未知との遭遇をちょっと体験してみたわけなんですが、あれですね、これ精神的修行にはたしかに効果あるかもしれない…。特に私みたいなへたれにはいい薬かもしれません。お腹がすくとすごくネガティブなことが頭をよぎったり、不安が増長したりして不安定に…ｗちょっとした失敗から人間関係の悩みまで無駄にいろいろ頭をよぎり、しまいにはなんで生きてるんだろう…とか考え出すと末期ｗじゃあもう断食なんてどーでもいいじゃん…っていうところに来た時点で「いあいあいあいあ本末転倒だろう！」と自分を叱咤激励ｗ
健康のため！というならばこれをきっかけとしてこれからが重要！でもとりまうまいものを食べに行こう！とか画策している私はきっと断食検定落第者…ｗそれでもなんでも3日くらい食べなくてもとりあえず生活できるっていう驚きと、食べることの偉大さを実感した数日間でした。