秋の夜長を楽しむ方法 7番勝負 #1

「私、金木犀って嫌いなの…」
そう呟いた彼女は雲ひとつない秋の空をまっすぐに見上げていた。少し肌寒い秋風が甘酸っぱい香りをあたりいっぱいに漂わせる。その中に佇む彼女の姿がやけに美しくそして儚げで、僕は何も言えぬままその横顔を見つめていた…。
とかなんとかみたいな書き出しで1本書けるんじゃない?っていうほど金木犀が香るこの季節。秋ですなぁ。秋といえば…食欲!じゃぁなくて読書!ですよね!^−^ん?無理スンナって…?w1週間ほど胃がぶっ壊れてましたが何か?w
さてさて秋の夜長を楽しむ方法7番勝負とか適当に銘打ってはじめちゃいましたが、7つもあるのかなぁ…wとりま第1弾は読書の秋ってことで。
そんなわけで秋の夜長に取り出したるは「神様のカルテ3」と「銀の匙」。とりあえず読了です。

神様のカルテ 3

神様のカルテ 3

1も2も面白かったので、3が出た!!ってなかんじで飛びつきました(笑)毎度のことながら医療物なのに重苦しすぎず、かといってちゃらちゃらしてるわけでもなく淡々と進んでいくのにユーモアと感動を与えてくれる作品ですね。
今回はイチさんが新しい世界に踏み込んでいくっていう展開でしたね。今まで信じてなんとなくやってきたこと、その先に未知の世界があったとしてそれを恐れたり拒否するんじゃなくて、楽しもうっていう屋久杉くん、良い青年になって帰ってきましたw確かに天動説を信じていたところに地動説をつきつけられたら面喰いますよねwでもその先にもっといろんな世界があると思えれば素敵だっていうのも納得です。そして自分にとってのゆるぎない哲学を構築していくっていうことが大切だなぁってすごく思いました。譲れない何かかぁ…。私にはそんなものないからwでもそれを持っている人は強い!そして素敵だ!
今回東西が…もう東西ぃいいいって感じでした。切なすぎるwwwなんだろう、精一杯頑張ってて、できる人で、分別も常識もあるのになぜか意中の人にだけ振り向いてもらえない的なw表面的には強そうでさばさばしてるけど、絶対強くなんかないみたいな…w東西…切ないなぁww東西、いい女だよ…アンタ…w
というわけでやっぱこれって続くんだよねぇw次回は医局編?w
銀の匙 Silver Spoon (5) (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon (5) (少年サンデーコミックス)

ちょっと本屋さんにいかないうちに4巻と5巻でてましたwどーなる豚丼!?ってとこで3巻終わってたのにw相変わらず八軒くんは不器用でまっすぐだなぁw漫画はいっぱいあるけど、荒川さんの漫画って学校図書室におきたいクオリティだと思うんだ…wテーマは結構重たいのにそれを全然感じさせない構成とか、すごく面白く読めるんだよね。ド派手な友情とか絆とかっていうのもいいけど、なんか考え方だったり想いやりだったり向き合うことだったり…大切な感情がたくさん詰まった作品ですね。地味なんだけど心があったかくなるタッチの漫画はなかなかないと思うんだよねぇ〜w
プリズンホテル 1 夏 (集英社文庫)

プリズンホテル 1 夏 (集英社文庫)

これはちょっと前に読了した浅田次郎氏の結構前の作品。ぶっ飛び系ですwヤクザの親分が経営するリゾートホテルで巻き起こされる飛んでも事件と人間模様を描いた作品。出てくる人物全員かなり曲者でクセのない人をほおりこんだらそれが特徴になっちゃくくらい濃いメンバーですねw主人公がやりたい放題で、最初は、え?wって思うことも多々あるんだけど、読んでいくにつれて引き込まれていくっていうか、やっぱりこの人のまとめ方と伏線の回収の仕方好きだwって思いました。それぞれ何か不幸を背負いこんでいる人たちが集まってきて、一見理不尽でどうしようもないような立場に追い込まれて…そしてラストそのそれぞれが抱えた状況がとてつもなく良い方向に、決定的に、変わったわけではないのに、なぜかみんなハッピーエンドw蒼穹の昴が私的には入口だったんだけど、この人の作風って初期からこんなふんだったんだぁって思いました。

さて、そんなこんなで本っていいね!心の栄養だねw秋の夜長ににゃんこと一緒にページをペラペラめくってみるのもいいかもよ!…決して職場で上司の目を盗んで読んでるわけではな…(ry
次は何をしようかなぁ〜。